いろいろ。

2004年5月23日
相変わらず統一性ゼロの日記の始まり始まり。

まずは「模倣犯」

小説読み終わりましたー。
長かった。ひたすら長かった・・・。

小説の方のピースはまだ人間臭さがある。滋子に「模倣犯だ」と言われた時には
怒りを顕わにし、挙句立てこもりしちゃってるくらい情けないけど、
映画のピース(つまり中居くん)は、「模倣犯だ」と言われても無表情で
「模倣犯ではない」と言い返した。
その点で映画の方は人間離れしてるように感じるし、はっきり言って怖い・・・。

小説の方は基本的にハッピーエンドですよね。
映画と比べ物にならないくらい。
滋子夫婦は普通にくっついてるし、真一も樋口めぐみと決着つけてるし、
ピースは普通に逮捕されてるし・・・。
ただ小説で一番いいなと思ったのが、最後の、有馬義男が酒に頼って
悲しみ怒りを顕わにするところ。
どこまでも善の存在であり続けた人にも弱さはある。
現実味があっていいなぁと。

私の好みでは、どちらかと言えば映画の方が良かったかな。
予想を裏切られる面白さがあった。
それに、物で心理状態を表したりする技法が好きですしねー。

次。Coccoのアルバム

また過去に戻るなーって感じですが。(笑)
学校で後ろの席の友達に薦められて2枚組のベスト買ったんですが
買って良かった。
詞がかなり好き。普通にあるような恋の歌じゃなくて、
微妙に歪んだ愛の歌。最高。(笑)

「Raining」が特に好き。
おそらく「今日」が雨って設定で、過去を思い出してるんでしょうが
焦点を当ててるのは過去の晴れた日。
曲名と詞のちょっとした違いがたまらなく好きです。

「焼け野が原」もいい感じです。

次。「ラストサムライ」

DVD買いましたー。
銃を使うことを嫌い、いまだ弓矢を使ってるような男が
何故英語をしゃべれるのかは置いといて、
映画の出来はいいですよね。「日本」になってます。
明治政府がどこまでも悪に描かれてますけど。

本当に、「歴史に悪者はいない」ということを痛感します。

「現在」だってこの明治政府の行いの上に成り立ってるんですから。
もし今が江戸時代と同じような時代ならばおそらく大変なことになってるでしょうね。
それなのにみんなが「武士がいなくなったことは寂しいー」みないなことを
言ってるのが本当に不思議。日本を開国させたはずの「アメリカ人」まで
そのことを言うのは変じゃないですか?

新選組側から見たら長州は悪で、長州側から見たら新選組は悪。
結局は自分の中で、正義と悪を決めてしまうんですね。
けれど、日本のことを考えて闘ったのはどちらも同じで、
どちらも自分の信念を貫いた。
このことを忘れずに、新選組ファンの人も、長州を憎まずに、
長州ファンの人も、新選組を憎まないようになれば
一番望ましいと思うんですけどね。
現実はそうじゃないようで、大河の影響で新選組ファンになった友達は
完全に長州を憎んでいるようです。
難しいですね・・・。

うーん、何故か話が新選組にずれてしまった。(笑)

とにかく、政府軍を憎むなってことで。
政府軍は「武士」よりも「日本」を大切にしたんですから。
誇りを捨てたってことではなく、それで日本が幸せになるならと。
それは素晴らしいことです。
当然、全ての人がそのような考えを持っていたとは思いませんが、
持っていた人がいるのも確実でしょう。
それこそ幕末の時に、官軍についていた人達はなおさら。

武士を正義と決め付け、一方的に政府軍を悪にしないで、
政府軍にも目を向けてみてくださいねーってことで。

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