『旅の写心館』星野 知子(講談社) ’06 9/22

評価;B

ファインダーの中は私だけの世界
「私はここよ、心を開いて」祈りながらシャッターを押す。何かが響きあって1枚の写真になる。そこに私の心が映し出されている。

いつもの自分より少し素直になれるのが旅。
「ざわめき」「ふたり」「働く」「待つ」「去る」「におい」……6つのエッセイと、旅先で撮りためた70点余の写真を収録。

というのがAmazonの紹介文。
正直どんな本だったのか忘れてしまいました・・・。
「続きを読んでみたい!」との感想を持った・・・・・・・・・・・・・・・らしい。(ぉぃ)
『薬指の標本』小川 洋子(新潮文庫) ’06 9/27

評価;B

楽譜に書かれた音、愛鳥の骨、火傷の傷跡…。人々が思い出の品々を持ち込む「標本室」で働いているわたしは、ある日標本技術士に素敵な靴をプレゼントされた。「毎日その靴をはいてほしい。とにかくずっとだ。いいね」靴はあまりにも足にぴったりで、そしてわたしは…。奇妙な、そしてあまりにもひそやかなふたりの愛。恋愛の痛みと恍惚を透明感漂う文章で描いた珠玉の二篇。(Amazonより)

究極のSM・・・・・と言っていいのだろうか。
美しくあり、不気味でもあり、不思議な世界。

友達は「この本が理解できるし、本当に私も標本にしたいものがあった」と言っていました。
私には・・・・・まだ理解できないかな。
『むかしのはなし』三浦 しをん(幻冬舎) ’06 10/3

評価;B

あと3か月で地球に隕石がぶつかりこの星が滅亡するとしたら、人々はどう生きるか。
というテーマに最後の方はなってきますが、日本昔話を元にした、というか語り変えた短編集です。

人類が生き残るのに必要だと思える人(学者とか)と、抽選で選ばれた人だけが宇宙船に乗れる。
私はどうするだろう。
・・・・・全然わからない。ってかあえて考えるのが怖いな。
『薔薇の接吻―レマイユの吸血鬼』真堂 樹(コバルト文庫) ’06 10/12

評価;B

「レマイユの吸血鬼」シリーズ第一巻。

花の都フォレ。王宮エヴァンタイユでは、このところ貴婦人が立て続けに殺され、吸血鬼の仕業との噂で持ちきりだった。事件解明にあたった第二王子のジェラールは、かつて吸血鬼退治の王命を受けたとされる“薔薇の騎士”の一族、レマイユ伯爵家の末裔を訪ねることに。レマイユ伯イブ・アントアーヌは、妖しいほどの美貌の青年。秘密劇場の舞台に立つ彼には、ある裏の顔があって…。(Amazon紹介文)

というお話。
二巻の「堕天使」というタイトルと、説明の「妖しいほどの美貌の青年」の言葉に惹かれて読みました。(ぉぃ)

なんというか・・・・・えー・・・BLですね。
以前読んでしまったものよりもだいぶ抑え目ではあるとは思うけれども、なかなか・・・。
『堕天使の柩―レマイユの吸血鬼』真堂 樹(コバルト文庫) ’06 10/14

評価;B

「レマイユの吸血鬼」シリーズ第二巻。

吸血鬼の血を引くレマイユ伯イブは、観劇の途中何者かに拉致されてしまう。犯人は、都を騒がせているならず者集団の“ヴァンピル党”。どうやらイブは、アンジュ公爵家子息シャルルと間違われたらしい。アンジュ家では、近々親戚のコルニション伯に家名を譲ることになっていた。難を逃れたイブは、第二王子ジェラールに、コルニションを捕まえる手助けをして欲しいと頼まれるが…。(Amazon紹介文)

正直「堕天使」は関係ありません。(残念)
『鈍色の離宮―レマイユの吸血鬼』真堂 樹(コバルト文庫) ’06 10/19

評価;B

「レマイユの吸血鬼」シリーズ第三巻。

古のヴァンピルが棲んだと伝えられる辺境侯領について、近ごろ噂が流れていた。魔術侯と呼ばれる辺境侯ルドルフの使う得体の知れない魔法で、領民が屍肉を食らう魔物に変じている、というもの。魔物退治に精を出すイブ・アントアーヌとしては、魔物を生み育てられてはかなわない。いっそのこと出所に赴こうかと思った時、現れたのはジェラール・オーギュスト。癪にさわる王子殿下だった。
第二王子ジェラールは国王に疎んじられてか、魔術侯の出迎えという危険な任務を押しつけられる。吸血鬼の血を引くレマイユ伯イブは、ジェラールと同行することになり…。耽美王宮ファンタジー!(Amazon紹介文)

ジェラールの過去話の回・・・・・・・・・・・・だったらしい・・・。