質問提供:はやしさま「スミレFAQ タカラヅカファンに100の質問」http://v400212.hp.infoseek.co.jp/

2005年7月に作られたということで、質問に若干今のメンバーと異なるところがあります。ただ、私はちょうどその頃から宝塚に興味を持ち出したので、私にとっては結構馴染みがあったり。
回答に挙げた名前には、敬称を省略させていただいているものもあります。退団された方の名前を挙げるときりがないので、回答は現役の生徒さんだけにしています。(質問によっては退団された方の名前も出しています。)
春野寿美礼さんの名前を出したかったので急いで答えました。

1  お名前と生まれ年、観劇歴を教えてください。
ナオミです。1986年生まれ。観劇暦は4年ぐらいでしょうか。

2  初めて観た公演は何ですか?生観劇ではなく映像でもかまいません。
中学生の時に、1976年花組『ノバ・ボサ・ノバ』のビデオを母に見せられた気がするようなしないような・・・。どっかの時点でそれは見ているんですけど、それが中学だったか高校だったかは定かではありません。一番「見た」ということをはっきり覚えている昔の作品は、高校2年ぐらいの時、当時『るろうに剣心』にハマっていた私に母が見せてくれた1975年花組『ベルサイユのばら』のビデオです。(アニメで剣心の声を涼風真世さんがやってらっしゃたので)

3  ハマるきっかけになった公演は何ですか?
和央ようかさんファンの母に連れられて行った初生観劇の宙組『レビュー伝説』の全国ツアーです。・・・正直ハマるきっかけは舞台内容よりも・・・(4へ)

4  宝塚ファン人生における「初恋の人」はどなたですか?
3の時に見た大和悠河さんの後ろ姿の美しさに惚れました。「綺麗綺麗綺麗ー!!!」と心の中で叫びました。「宝塚ってすごい!」と思い、それ以来「なんでお母さんこんなよーわからん変なもんにハマってるん・・・?」って思っていた宝塚が気になり出し、今では私もファンの一人。あの時彼女を見ていなかったら、私は今宝塚ファンではないかもしれません。(笑)

5  観劇は大劇場メインですか?東宝劇場メインですか?
家が大阪なので大劇場メインです。

6  ご贔屓男役さんを教えてください。複数可。
大和悠河、安蘭けい、壮一帆、大空祐飛、蘭寿とむ、遼河はるひ、北翔海莉、AQUA5(まとめた。笑)

7  ご贔屓娘役さんを教えてください。複数可。
陽月華、遠野あすか

8  好きな芝居作品は?3個くらいまでなら複数可。
1.宙組『A/L』 あんなに楽しい舞台は観たことないというぐらい楽しかったです。
2.宙組『Never Say Goodbye』 すべてが好きな作品。今でもよく歌を口ずさんでいます。
3.星組『龍星』 あの救いようのない終わり方がどうしようもなく良いです。笑
4.星組『王家に捧ぐ歌』 アイーダが可愛すぎて悶えます。
4つになってすいません、どうしても『王家に捧ぐ歌』を入れたかったんです・・・!追加!あと『月の燈影』も!(入れすぎ!)

9  好きなショー作品は?3個くらいまでなら複数可。
1.宙組『レビュー伝説』 文句なしに面白い!どの場面も大好きです。
2.雪組『Joyful!!』 朝海ひかるバージョン、水夏希バージョンどちらも良いです。
3.花組『エンター・ザ・レビュー』 宝塚・東京の方。このメンバーが大好き。
あ、あと安蘭ブリーザの1999年雪組.『ノバ・ボサ・ノバ』も大好きです!

10  今まで観た中でいちばん「チケット代返してよ!」と思った作品は?実名でどうぞ。
いや、そこまでは・・・。まぁ、代わりに私が生で観ていて寝(かけ)た作品を上げると、2006年花組大劇場お芝居と、2006年後半雪組大劇場ショーです。スイマセン、ちょっと実名は・・・。(笑)

11  ご贔屓以外で今いちばん気になる生徒さんは誰ですか?
一番は未涼亜希さん。何故かはわからないんですがすごく気になるんですよね。壮一帆さん第二弾か。(笑)

12  いわゆる路線外で、大好きな生徒さんはどなたですか?複数可。
悠未ひろ、綺華れい

13  お好みの「おじさま系上級生」を教えてください。
美郷真也さんが大好きです。(ん?好み?)素がめちゃくちゃ素敵なんですよ!って言ってから言うのもなんですが、私、この方とは同じO型の要素をびしばし感じます。(笑)退団発表に本当にショックを受けました・・・。それと、一樹千尋さんも、すんごく演技が上手で、素も謙虚な上とても優しそうな方で、とてもとても好感を持っています。

14  お好みの「お姉さま系上級生」を教えてください。
出雲綾さん。(・・・好み・・・というか・・・)歌に聞き惚れます。カルロッタも愛おしい。

15  宝塚ファンとしての自分の長所と短所をあげてください。
長所→他の人に取ってもらったチケットの運がとてもいいところ。
短所→お金がないので、どうしても行きたい公演にしか行く余裕のないところ。

16  宝塚ファン人生における最大の自慢は?
タダで星組『さくら』の大劇場公演を2列センターで観たこと。友だちのお母さまの仕事先で上客用のチケットが余ったらしくて、その友だちと私と私の母で行きました。

17  宝塚ファン人生における最大の懺悔は?言える範囲でどうぞ。
後悔はともかく、懺悔はないですよ。(笑)

18  再演してほしい芝居はありますか?
『紫子』。安蘭けいさん主演で是非!

19  再演してほしいショーはありますか?
『ヒート・ウェーブ』。『ゴールデン・ステップス』で見て以来、すごく気になっています。

20  あなたがファンになる生徒さんの傾向を分析してみてください。
大前提は男役であること。細かく見ていくと、綺麗な顔の人、または歌やダンスやお芝居何か特に秀でたものがある人、または素が面白い人。

21  黒エンビが今いちばん似合うのは誰だと思いますか?
水夏希さん。格好良いです。

22  「主演男役」という言葉を実際に使っていますか?
「トップ」ですねぇ・・・。

23  轟悠さんについて何かコメントを。
え、理事さまにそんな・・・。えっと、えっと、宙組『黎明の風』は観に行きません・・・。すいません・・・。っていうか、未だに生を見たことがありません。

24  路線男役の条件って何でしょうね?
容姿、歌、ダンス、お芝居どれかに秀でた部分があること、もしくは総合的に持っていること。ファンが多いこと。本人に「トップになる!」という意志があること。

25  路線娘役の条件って何でしょうね?
舞台度胸があること。舞台化粧が映えること。

26  朝海ひかるさんはどうですか?
好きかどうかってことですかね?面白くて可愛くて魅力的な人でした。舞台は宙組『エリザベート』のルドルフと雪組『堕天使の涙』のルシファーが好きです。

27  タカハナコンビはどうですか?
素晴らしいコンビですね(現在進行で)。お互いが幸せであるのなら、一生連れ添ってください。

28  では、おさふーコンビは?
あまり馴染みのないコンビなんですが、揃って私の夢に出てきたことがあるコンビです。(笑)お二人とも似たような空気感を持っていらっしゃって、特に「NOW ON STAGE」などの素のふわふわしている感じが良
かったです。

29  この人の芸名カッコイイ!と思うのは?
「カッコイイ」っていうか、思い切りが「スゴイ」と思ったのは春野寿美礼さん。樹里咲穂さん風に言うと、「いまどきおらんで」な芸名の人だと思います。(笑)

30  「現役時代を見たかった!」と思うOGさんはいますか?
いっぱいいますよー!椿火呂花さん、朝澄けいさん、月船さららさん、汐美真帆さん、夢輝のあさん。特に汐美さんと夢輝さんは安蘭けいさんと絡んでいるところが見たかったです。汐美さんに関しては大空祐飛さんと絡んでいるところもね。遅いんですけど、過去の舞台映像を見ていると、夢輝さん本当に素敵なんですよー!バビロンとかバビロンとかバビロンとか・・・。

31  「あのとき退団しなければ今頃は…」と思う生徒さんっていますよね?それは誰?
華城季帆さん、咲花杏さんは、宝塚を続けていれば娘役トップになっていたのではないでしょうか。でも本人はそれを望まなかったのかな・・・。

32  瀬奈じゅんさんについて何かコメントを。
舞台でも「NOW ON STAGE」でもおさあさコンビでも何でも、全てにあなたの魅力が溢れています。簡単に言えば、面白すぎて面白いです。

33  在団中の85期娘役の中からイチオシを選ぶとしたら誰ですか?
桜一花さん。花組『Ernest in Love』の時から目を付けている娘役さん。7に入れてもいいぐらい好きです。

34  となみ派?あすか派?
うーん、どっちも好きだけど、強いて言うなら遠野あすかさん。素も面白い。

35  「その舞台化粧今すぐどうにかしてください!」と思う人っていますよね?それは誰?
うーん、それは真飛聖さんや北翔海莉さんや鳳希かなめさんのことでしょうか・・・?人に見られる立場になると、自然とお化粧ももっと綺麗になっていきますよ。和央ようかさんが良い例。

36  未来優希さんについて何かコメントを。
パワフルというイメージが・・・。歌に惚れ惚れします。素をもっと見たいです。

37  大空祐飛さんについて何かコメントを。
大好きです。うーん、でも何が好きなんだろう。顔?素?冷静に分析できないほど大好きです。とにかく舞台では常に動きを追ってるぐらい、スカイステージでは彼女が出ている番組は全部録るぐらい気になるんです。

38  「もっと使われてもいいはずなのにちっとも報われてない!」とあなたが思う生徒さんを教えてください。
花組『マラケシュ』の時の彩吹真央さんの扱いは可哀想だと思いましたが、今は雪組できちんと二番手に収まってますしねー。路線から落とされていった方々も、まぁ、営利団体の方針上仕方のないことなんでしょう・・・。

39  いま「劇団の秘蔵っ子」と言ったら誰を連想しますか?
音月桂さん。いつかスポーンと飛び出てくるでしょう。

40  あなたにとってのベストエトワールはどなた?
出雲綾さん。

41  「歌えない」or「踊れない」or「芝居ができない」、この中で一番不利だと思うのは?
世間的に特にマイナスにされるのは「歌えない」でしょうが、私は「芝居ができない」のが一番不利だと思います。歌が苦手そうでも、舞台の登場人物としての喜怒哀楽さえきちんと伝わってくるのなら、私は観ていて楽しくなりますよ。だからこその6の回答です。

42  安蘭けいさんについて何かコメントを。
大好きです。大和悠河さんと並ぶぐらい大好きです。本当に完璧な役者さんですよね。アイーダを生で観たかった・・・!

43  あなたが考える「男役トップスターの理想的な任期」ってどれくらいですか?
二番手が育つまで。だからそれが一公演であろうと、6年であろうと、いい状態で次にバトンタッチできたら何年でもいいと思います。ただ、どんなトップさんでも、やっぱり退団される時は寂しくなりますよね。

44  好きな劇作家とその先生のマイベスト作品を教えてください。2人くらいまで。
演出家で作品を選んでいるわけではない私には難しい質問・・・。えーと、当たり外れはあるけれども、木村信司先生の作品はわりと好きです。星組『王家に捧ぐ歌』が特に好きですね。もう少し台詞のセンスを良くすればもっと素晴らしい舞台が出来ると思います。あと気になっているのが、ショー作家とも関係してくるかもしれませんが、荻田浩一先生(→58)。マイベストは『マラケシュ』。

45  好きなショー作家とその先生のマイベスト作品を教えてください。2人くらいまで。
藤井大介先生かなぁ?雪組『Joyful!!』が一番好きです。あと44同様荻田先生。ベストは『バビロン』。『マラケシュ』よりももっと好き。

46  着てみたい衣装ってありますよね?
『エリザベート』の一幕最後の衣装を着てみたいですねー。

47  あなたの好きな宝塚の楽曲を教えてください。3曲くらいまで。
1.花組『テンダー・グリーン』「心の翼」 「チャリティーコンサート」で安蘭けいさんが歌っているのを聴いて、あまりにも素敵な曲で涙が出そうになりました。
2.宙組『Never Say Goodbye』「Never Say Goodbye」 この作品の曲はさすがブロードウェイ作曲家で全て良いんですが、中でも私はこの曲が一番好きです。
3.雪組『Joyful!!』「Joyful!! 明日」 主題歌もいいけれど、この曲も大好き。
他にも宙組『鳳凰伝』の「されど夢」とか、『ベルサイユのばら』の「愛の面影」とか!(結局多くなってしまった・・・)

48  ダンサーと言えば誰ですか?
柚希礼音さん。星組『1914/愛』カンカンの場面のダンス(バレエ)は素晴らしいの一言です。

49  歌手と言えば誰ですか?
春野寿美礼さん。高音が耳にとても心地良いのですよ。

50  役者と言えば誰ですか?
安蘭けいさんと蘭寿とむさん。甲乙付けられません。彼女らは本当にすごい役者だと思います。演技の幅がすごく広くて、作品ごとにまったく違う人物が舞台上にいるんですよ。

51  マイベスト植田紳爾作品を教えてください。
『ベルサイユのばら』しか見たことないんですよねー・・・。

52  2001年にやったばかりの「ベルサイユのばら」をもう再演決定。実際のところどうですか?
それでファンになる人もいるんだからいいんじゃないですか?何もそれまでにファンになった人だけのために宝塚は上演されているわけじゃないんですから。

53  マイベスト柴田侑宏作品を教えてください。
うーん、見たことあるのは『バレンシアの熱い花』と宙組『白昼の稲妻』だけなんですけどねー・・・。えーと、どちらかと言えば『白昼の稲妻』かなぁ・・・。みんなに不評だけれども。オセローの場面はすごく格好良かったです。(ここだけはファンに好評らしい)

54  小池作品について何かコメントを。
うーん、『エリザベート』と宙組『Never Say Goodbye』と花組『アデュー・マルセイユ』ぐらいしか知らないんですよね・・・。えー、当たり障りのない舞台で、かえって安心して観られる感じが。

55  「エリザベート」は何組バージョンが好きですか?
2007年雪組バージョンが一番好きです。トートの心情が仕種によく現れていて、非常にわかりやすい。あと宙組も、歌に聞き惚れます。

56  宝塚に外部スタッフとして招きたい人がいたら教えてください。実現可能性は問いません。
久石譲さんに音楽を担当して欲しいですね。いつか実現しないかなぁ?

57  宝塚で舞台化してほしい原作モノ(小説・映画・歴史上の人物etc)はありますか?キャスト案があれば一緒にお願いします。
『ドリアン・グレイの肖像』(オスカー・ワイルド)を是非今の宙組で!
美貌の青年ドリアン・グレイが快楽主義者ヘンリー卿の感化で背徳の生活を享楽し、その罪悪が彼の肖像画に描かれた彼の姿を醜くしていく、という耽美怪奇幻想物語。
ドリアン・グレイ→大和悠河
ヘンリー卿→蘭寿とむ
バジル(純粋なドリアンを愛し、彼の肖像画を描いた画家)→北翔海莉
シビル(ドリアンを愛すが自殺に追い込まれる少女)→陽月華
観たい・・・!!!
・・・と書いていて、後になってから知ったんですが、実際宝塚で舞台化されてたんですね、この作品・・・。・・・じゃ、じゃあ宙組で再演ということで・・・。

58  荻田作品は好きですか?
まだ観たものは少ないのですが、いろいろ観たいと思います。『タランテラ!』も今観たら当時と全然違ってぐんぐんと引き付けられるはず。その他、『バビロン』の夢輝マレーネがたまらんです。(ん?)

59  齋藤作品はどうですか?
宙組『A/L』良かったです。

60  では、木村作品は?
44へ。

61  あなたにとっての宝塚ベストヒーローはどの作品のどのキャラクター?
星組『王家に捧ぐ歌』のラダメス。馬鹿正直だけれど、あんな人に愛されたいと思います。(笑)

62  では、ベストヒロインはどの作品のどのキャラクター?
同じく星組『王家に捧ぐ歌』のアイーダ。「自分の生きたいように生きる」というあっぱれな性格はやはり羨ましいから。

63  5年後の男役トップスターを5名予想してください。5年後に誰が何組にいるかなんてわかったもんじゃないので組は問いません。
5年って言ったら、今の二番手がトップを経験してなおかつ退団してる可能性もあるんですよねぇ。
霧矢大夢、柚希礼音、蘭寿とむ、音月桂、北翔海莉というところでしょうか・・・?あぁ、わかりません・・・私には5年も先のことを見通す目なんてありませんよ。

64  観劇は友達と?ひとりで?
友だちか母とです。まだ一人では経験したことがないです。

65  観劇友達は多い方ですか?
「観に連れて行って」という友だちは多いです。・・・が、なにぶん私にそう何回も行ける余裕がないのが問題・・・。

66  入り・出待ちってどうですか?
え、出待ちはよくやりますけど?(笑)

67  お茶会は好きですか?
言ったことがないので・・・。

68  FCの会服について一言どうぞ。
センスのいいものだったらいいですね。我が家には和央ようかさんのものしかないんですけど、えー、うー、まぁ、なんとも言えない感じで・・・。(苦笑)あ、そういえばもう一つありました。母が宝塚仲間兼高校の同級生からもらったという美羽あさひさんのピンクのジャージの会服もありました。母がいつも上着替わりに家で着ています。

69  「歌劇」について何かコメントを。
よく授業の空き時間に大学の図書館で読んでいます(『宝塚GRAPH』はないけれど、歌劇だけは図書館にあるんですよ。)かなり読み応えはあるので、普通に時間を潰せます。昔くさい雰囲気をずっと続けて行ってほしいと思います。

70  「宝塚GRAPH」について何かコメントを。
自分で購入するとしたらこちらの方です。組子がトップさんについて語るコーナーや、「匿名リサーチ」が好き。『宝塚GRAPH』は舞台写真も多く載っていますが、私にとっては生徒同士の関係を知ることができるのが一番の魅力です。

71  キャトルレーヴはよく使う?
観劇時にはパンフレットを買うために必ず。何か特別買うものがあったり、母からお使いを頼まれたりしたら、学校帰りに梅田のキャトルレーヴに寄ります。

72  キャトルレーヴにあったらいいな、と思うグッズは何ですか?
うーん、別にこれと言って・・・。雑誌類のバックナンバーも読めますし、写真集の中身も見られるので、特に不満なところはないですよ。

73  宝塚アンに行ったことはありますか?
まだありません。一度行ってみたいです。

74  ついつい見てしまうお気に入りビデオは何ですか?
宙組『レビュー伝説』または宙組『ネオ・ヴォヤージュ』または『ゴールデン・ステップス』あたりが多いですね。ただバックミュージックとして流していることも多いです。

75  部屋を占領するビデオやプログラム、いつもどうしてますか?
プログラム、『歌劇』、『宝塚GRAPH』は本棚へ入れていますが、他の書籍を押しのけてほぼ占領しつつあります。DVDは母のスペース、私のスペースとそれぞれ置き場が違うんですが、それぞれ山積みになっていて、お互い「どうにかしないとなぁ」と最近ちょこちょこ話しているんですが、結局そのまま上に積んでいくだけ・・・。

76  劇場近辺のオススメ飲食店を教えてください。
ロッテリア。(笑)サイン入りのポスターをしげしげと眺めています。

77  プレミアつきのチケットに手を出したことはありますか?言える範囲でどうぞ。
ま、オークションぐらいなら・・・。

78  劇団公式サイトに一言どうぞ。
未だに迷子になります。(笑)でも最近はいろいろと企画が増えているようで良いと思いますよ。・・・見きれていませんけど。

79  スカイステージは見てますか?
かなり見ています。毎日何かしらは録画してます。

80  第1、第2シリーズのパーソナルブックは揃えましたか?購入状況と「買った理由」or「買わなかった理由」を教えてください。
確かに揃えたいんですけどねー・・・。まぁ、そのうち。

81  娘役さんのギャル系ファッションについてご意見をどうぞ。
いいじゃないですかー。宝塚歌劇でギャルなんてすごい心意気で良いと思いますよ。(笑)

82  男役さんのオフポート、あまりフェミニンなのは困りますか?
全然!むしろ大歓迎ですよー。いつもフェミニンなのは男役娘役の差がなくなるので勧めることはできませんが、たまにフェミニンになるのはファンにとってはその人のいろいろな面を見ることができることだから嬉しいものですよ。2005年1月『歌劇』の大和悠河さんの振袖姿とかね。あれは可愛かったー。

83  白状すると、ご贔屓が違う観劇友達と話をするのは疲れますか?
私は自分の行きたいものしか行きませんが、たぶん連れて行かれた友だちの方が疲れていると思います。(笑)

84  「男役の色気」って何でしょうね?
また難しい質問ですね・・・。男役一人ひとりで違いますが、一番手っ取り早く言うと、髪をかき上げる仕種から放出されるものだと思います。(笑)

85  2派?8派?知らないなんて言わせません。
両方たいして行かないけれど、どちらかと言えば2派。本名探したりとかに役立てています。あとごくたまに夢スレ見たり。

86  そこで思わずネットバトルに参戦してしまったり?
ないですないです。

87  いわゆる「妄想系」について一言どうぞ。知らないとは言わせません。
あ、知らないって言っちゃ駄目なんだ。(笑)や、知ってますけどね。でも詳しく書きません。(笑)

88  「宝塚→ビアン虎の穴」と連想する非ヅカファンに一言どうぞ。
「私は知らない」と答えます。だって本当に知らないもん。

89  宝塚ファンだということを会社や学校でカミングアウト済み?
隠してはいませんよ。

90  全くのドシロウトさんに「宝塚ってどうよ?」と言われたら何て切り返す?
「よし、DVD見せてやろう」

91  宝塚に対して「萌え〜」って言うのはアリですか?
え、いいじゃないですか。(笑)そんなもん大和悠河さんに感じまくりですよ。(笑)

92  宝塚にハマっていることが原因で実生活の男性観が歪むことはありますか?
まったくありません。うーん、そこまでいったら重症ですね。

93  宝塚ファンとして「戻れないところまで来ちゃったな」と思った瞬間は?
家のテレビではたいていスカイステージが付いていること。

94  「痛いファン」ってどんな人でしょうね?
自分の家計を考えずに貢ぎまくったり、家を放り出したりなど、自分の周りの人に迷惑を掛ける人。

95  男性の宝塚ファンをどう思いますか?
むしろもっと増えて欲しいと思います。人間の半分が楽しむだけなんてもったいないですよ。

96  「オールドファン」の定義を教えてください。
わからない・・・。昔から宝塚のことを知ってるファンですか・・・?

97  宝塚ファンとして絶対にしてはいけないことは何だと思いますか?
周りの人に迷惑を掛けることだと思います。(人間として当たり前のことだけど)

98  宝塚ファンをやめるとしたらどんなときですか?
気になる人が劇団にまったくいなくなった時かな。

99  もし、自分に娘が生まれたら宝塚に入れたい?
個人の自由に任せます。ただ、とりあえず小学校高学年ぐらいで一回宝塚を見せに行くと思います。(笑)

100  最後の質問。あなたにとって宝塚とは?「夢の世界」以外のお答えをどうぞ。
気分が沈んでいる時には癒してくれるもの、毎日が幸せならばもっと楽しみをくれるものです。友だちや家族など身近な人に次ぐぐらい好きなものです。

宙組退団者

2007年12月23日 宝塚
宙組退団者
 美郷真也、音乃いづみ、彩羽真矢
  2008年5月18日(宙組 東京宝塚劇場公演千秋楽)付で退団

マリエッタさん・・・。(泣)どうして、どうして・・・(ベルばらじゃないよぅ・・・泣)

本当にショックです・・・。
大好きなんです、マリエッタさん・・・。
『芥川龍之介殺人事件』神門 酔生(晩聲社) ’07 11/19

評価;C

芥川龍之介は「僕の将来に対する唯ぼんやりとした不安」を理由に自殺した。しかし、芥川は誰かに殺されたのではないか?
その仮説を元に、芥川から一世代か二世代ほど後の関係者たちが事実を探る、という小説です。

つまり、芥川は、誰かに自殺に追い込まれた(=他殺)ではないかという仮説。

こういう、事実を踏まえた上で新事実を追求していくというある意味王道の構成の本が、小説として書かれた途端すんごく安っぽく思えるのは、私の中で「小説=フィクション」が前提だからでしょうね。

この本を全て信じるならば、実は芥川と私には微妙な接点がありました。何千万分の一ぐらいの確立で、芥川が引いている同じ血が私にも流れているかも知れません。(笑)
わけあって詳しくは書けませんが、「関係ないと思ってたけど、それってやっぱりそこからとられた字やったんや!」という感動的な驚きがありました。(わかりにくい。笑)

この驚きを糧に、今後も卒論に向けて芥川研究を頑張ります。
ちなみに方向としては、芥川におけるキリスト教の影響や存在について書く予定です。
とりあえずせめて切支丹物と聖書読まないと・・・。

次は『光と影』。興味深い作品でした。
猫好きさんに100の質問
少しでも私のことを多く知っていただくために、これからいろいろな「〜好きさんに○○の質問」に答えていきたいと思います。
ラヴいものに書いたものや、そこに書ききれなかったものなど、かなりマニアックに綴って行きたいと思います。

まずはやはり私の原点「猫」から!

「猫好きさんに100の質問」

●一、まずは身の回りから

1.飼い主さんのHNをどうぞ。
ナオミです。

2.飼った&飼っている猫さんは何匹ですか? その名前は?
1匹です。太郎と言います。友人からは「チャロウ」と呼ばれています。

3.名前の由来を教えてください。
私が中学三の時に家に来たのですが、当時の中学の同級生の友人たちにとにかく思いつくかぎりの名前を挙げてもらい(50個ぐらい来たと思う)、その中から選んだものです。

4.猫さんの種類は何ですか?
真っ黒ですが、アメリカンショートヘアーだと言い張ります。(だって血統書も一応言えばあったんだもの)

5.猫さんとの出会いを教えてください。
新聞社の発行する無料の冊子の「譲ります」のコーナーにいました。

6.猫さんの体の部位で好きなところは?
顔です。整っている顔です。

7.逆に、ここはちょっと・・な部分は?
最近大きさがさらに増して来たような気がするところです・・・。

8.猫さんは室内飼いですか? 外にも出しますか?
最初の2年ぐらいは室内でしたね。あまりにも脱走したがるんで、外に出すことになりました。・・・お陰でいろいろな虫や動物を家に持って帰って来ます・・・。

9.首輪はつけていますか? つけていたらどんな首輪ですか?
豹柄のベルベット地のものをつけています。

10.今の猫さんは何匹目ですか?
私は1匹目です。

11.これから飼いたい猫さんはいますか?
ロシアンブルーが欲しいのですが、目処は立っていないので、友人たちに「ロシアンブルー2匹飼って子ども産ませてその子どもを私にちょうだい」と言い回っています。

12.家族の方は猫好きさんですか?
もちろん。

13.好きな猫さんの種類を教えてください。
アメリカンショートヘアー、ロシアンブルーなど。
洋猫で毛の短い猫が好きです。

14.お家での猫さんの禁止事項は何ですか?
キャットフードの入っている缶の入れ物は自分で開けるべからず。

15.逆にやってくれたらなぁということは?
ゴキブリとクモ退治。・・・や、もしかしたら見えないところで殺ってるかもしれませんけど。

16.育て方で成功したことは?
えさをねだる時だけは可愛い。

17.逆に失敗してしまったことは?
二泊三日で家族でスキー旅行行った時、同じ敷地内に住んでいる祖父母(家は別々)に餌の世話だけ頼んでいたけれど、うちの猫はそれだけでは寂しかったらしく、帰ったらグレていて、あっちこっちにトイレしてました。以来あちこちにトイレ(小)する癖が付いちゃって・・・。

18.めっちゃ可愛いと思うしぐさを教えてください。
どんくさい姿は可愛いですよ。今も私の横で、チラシの山に乗って足滑らせてバランス崩していました。
「えさちょうだい」の合図の高くてか弱い泣き声。(ん?しぐさ?)

19.猫さんの失敗談があったら教えてください。
ある雪が降った日、庭一面が白くなっていて、太郎にとっては初めての雪だったので好奇心を持ったのか、おもむろに庭に飛び降りた太郎。しかし、思いがけず冷たかったらしく、逃げたい、でも他に足を踏み出すこともできない、という風に、めちゃくちゃへっぴり腰になりながら、どうにかUターンして、自分の付けた足跡の上を必死に歩いて家まで帰って来ました。

20.猫さんが出てくるお薦めの本・マンガがあったら教えてください。
小説『沖田総司』(大内美予子)。
まったく猫メインじゃありませんが(当たり前)、最後に猫が出てきたことでより一層この本を楽しみました。

●二、猫さんの食事

21.ごはんは一日何回ですか?
基本的に一日2回です。

22.基本は何をあげてますか?
キャットフードと缶詰です。ごくたまに晩ごはんのまぐろとか。

23.ごはんの買出しはどこでしてますか?
いつも母が買ってきますが、たぶん涼紫央さんの実家だと・・・(笑)

24.おやつをあげることはありますか? あげるとしたら何をどれくらい?
間食としてキャットフードを欲しがることがありますが、それはえさが置いてあるリビングにいる人がえさをあげる気になった時にだけ食べられます。適度にあげます。

25.人間の食べ物で欲しがるものはありますか? またあげてしまいますか?
まぐろぐらいしか欲しがらないんですよね。あげたことはありませんが、ねこまんまなんて見向きもしないと思います。

26.猫さんに食べ物を盗まれた経験があったら教えてください。
気を付けていないと配膳をしている間にまぐろを取られます。

27.はっきり言って、飼い猫さんは食べ物に対する執念は強いですか?
いや、そんなこともないみたいです。

28.ごはんの選び方は何優先ですか?(値段・味・健康など)
し、知らない・・・。

29.猫さんの食卓はどこにおいてありますか?
リビングです。

30.ごはんの時間は決まっていますか?
母の手が空いた朝夕です。

31.猫さんはご飯に飽きっぽいですか? 飽きてしまった時はどうしてますか?
いや、そこまで飽きっぽくないと思いますよ。・・・ああ、でも最初の頃は手を出したら唸って怒るぐらい好きだった鳥のささ身には飽きたらしく、今では見向きもしませんね・・・。

32.お皿はどんなものを使ってますか?
缶詰にはステンレスのお皿、キャットフードには陶器のお皿を使っています。

33.吐いてしまう食べ物はありましたか?
うーん、たぶんなかったと思います。

34.ずばり猫さんのお気に入りのご飯は?
開けたてのキャットフード。

35.食べる速度は速い方ですか?
遅いと思います。なかなかなくなりません。

36.飲み水はどのようにあげていますか。
お風呂場の洗面器に水を溜めているので、そこから勝手に飲んでもらってます。

37.ごはんのストックをきらしてしまったことはありますか? 猫さんの反応は?
いや、たぶんなかったと。

38.虫などを捕って食べてしまうことはありますか?
食べるというか、よく遊んでいます。

39.食べ物が原因でお腹を壊したことはありますか?
たぶんないと思います。

40.ご飯全般で気をつけていることがあったら教えてください。
いや、別に・・・。

●三、生活について

41.トイレはいくつおいてありますか?
二つです。

42.どこにおいてありますか?
1階と2階に一つずつ。

43.トイレはどんな形のものを使ってますか?
・・・ん?丸いの。

44.トイレ砂のおすすめは?
細かすぎない、濡れると固まるものがいいかと・・・。

45.砂の飛び散り対策はしてますか?
それが実はうちの猫、外で済ませてくるのであまり必要ないんですよね。

46.砂の捨て方はどうしてますか?
人間のトイレに流します。

47.おもちゃはどんなものがお気に入りですか?
昆虫や爬虫類や小動物。

48.猫さんは普段どんな遊びをしますか?
外から瀕死状態で連れて来て、家に帰ってからじわじわ殺します。

49.一人遊びをしますか? 人間と遊びますか?
人間とは確実に遊びません。人間が遊びます。

50.爪とぎはおいてありますか?
一応。でも、おそらく猫のいる他のご家庭と同じ状態のふすまだと思います。

51.猫さんは爪とぎ以外で爪をとぐことはありますか?
ふすま・・・。

52.猫さんのお気に入りの場所はどこですか?
夏は玄関、冬は毛布の上です。

53.猫さんにやられた悪戯があったら教えてください。
国語の教科書にトイレをされて、新しいの買わされました。

54.何と言って猫さんを叱りますか?
言ってもわからないと思うので、とりあえず頭をはたきます。

55.どんな時猫さんを誉めますか?
クモを退治した時とか。

56.猫さんは夜、どこで寝ますか?
誰かのベッドの足元です。主に母のところですが、私が夜中攫いに行きます。

57.猫さんは早起きですか?
起床は6時から6時半ぐらいだと思います。たまに寝坊するようです。

58.何日も家を空けることがありますか?猫さんをどうしてますか?
上記のスキー旅行以来旅行していないので。

59.猫さんとお出かけしたことはありますか?
室内猫だった時リード付けて庭を散歩したり、親戚の家に連れていったことはあります。嫌みたいで、車の中では鳴きまくります。

60.猫さんはどれくらいの頻度でシャンプーしますか? シャンプーは何を使いますか?

私が気が向いた時なので、数年に一度ぐらいですねぇ。普通に動物用のものを・・・。

●四、まだまだ続きます。

61.猫さんと暮らしてきて、一番記憶に残るエピソードを教えてください。
生きたネズミを持って帰って来たくせに仕留め損ね、家の中で行方不明になった状態で数日経過したこと。ネズミなんて家にいたことがないから、気持ち悪くて仕方ありませんでした。数日後しっかりと死体が確認され、今はとりあえず家にはネズミはいません。

62.猫さんを飼ってて、よかった、と思うことは?
ゴキブリとクモの出現回数が減ったことです。

63.いつから猫好きでしたか? きっかけはありますか。
昔ハムスターを飼っていた頃はそんなことはなかったんですけどね。特にきっかけはないんですが、飼いたくなりました。

64.お気に入りの猫グッズを教えてください。
ずらすとミニミラーになっている黒猫の顔のストラップです。友人から誕生日に頂きました。見る度に幸せになります。
あと、顔まで付いている黒猫のスリッパ。これも別に友人から誕生日プレゼントとして頂きました。毎日履いています。

65.自分のページでおすすめのコンテンツorエントリーは?
ないです。

66.猫さんの写真を取りますか? 何を使って撮ってますか?
面白いポーズをしている時だけ撮ります。ケータイかデジカメを使って。

67.思い通りの写真がとれる方ですか?
相手が生き物なので私のような素人にはなかなか難しいです・・・。

68.よその猫さんで、是非会ってみたいのは?
安蘭けいさんとこのシルバくんとローズちゃん。(笑)

69.去勢・避妊手術はしていますか? 繁殖をしますか?
去勢しています。

70.その判断の理由をよろしければ教えてください。
いくらこっちに子どもは残らないとしても、それはあまりに無責任なので。(笑)

71.かかりつけの獣医さんはいますか? お家からどのくらいのとこにありますか?
一応?家から車で10分ぐらいです。

72.予防注射や定期検診に行きますか? 行くのはどれくらいの頻度ですか?
1年に1回ぐらいは怪我とか病気とかで結局獣医行かないといけないので、その時についでにいろいろ見てもらうそうです。

73.獣医さんに行くときは猫さんはどうやって連れて行きますか?
キャリーケースに入れて。

74.獣医さんの待合室での猫さんの様子は?
別に怖がることもなく、でもとりあえずケースからは出たそうに外を見ています。

75.うちの猫さんは世界一! と思う時はどんな時ですか?
アメショーのくせに黒い!

76.猫さんを普段どう呼びますか?
「太郎」

77.猫さんの目の色は何色ですか?
金色です。

78.猫さんはよくどんな格好で寝てますか?
最近は寒いので丸まっていますが、夏場はそれはそれは面白いポーズです。

79.猫さんを飼って、一番家の中でダメージを受けているのは何処ですか?
私の勉強机の下がトイレ(小)になっていたり・・・。

80.猫さんの鳴き声を教えてください。
高い声で、「ニャアぁぁぁ」または「ニャっ?」と鳴きます。

●五、ラスト20です。

81.自分が猫になるとしたらどんな外見の猫さんになりたいですか?
美人な黒猫(洋猫)になりたいです。

82.猫はいいよな〜、と思う時はありますか? またどんな時ですか?
私が朝大学行くためにバタバタしている時にすうすうと寝ている猫を見た時。

83.猫さんの家での順位は何番目くらいですか?
私の家には順位は全くないので、猫にもありません。

84.猫さんを賢い! と思うのはどんな時ですか?
私が外から帰って来たら玄関の外まで迎えに来てくれることがあること。(最近は寒いからあんまり出て来ないけど)

85.逆に、学習しないなぁ、と思うのはどんな時ですか?
生き物は外で仕留めて外で遊んで家には持って帰ってくるなって言ってるのに。

86.ネットをしている時、猫さんの反応は?
無関心。

87.猫さんの手触りを教えてください。
今は冬毛でふわふわしてます。

88.猫さんの重さを教えてください。
パピヨンよりは確実に重いです。たぶんダックスフンドよりも重いです。

89.人には分かってもらえないだろうけど、これが可愛い! と思うのは?
寝ている時に目を捲られてもまったく反応せずに寝続ける姿。

90.猫さんを飼う前と今とで大きく変わったことはなんですか?
猫の動きを目で追うことだけで楽しい。

91.ずばり、あなたにとって猫さんとは?
癒しの存在です。

92.休日はどうやって過ごしますか?
いつも通り。近くにいたら構う、遠くにいたら呼ぶ、姿が見えなければ放っておく。

93.猫さん関連で欲しいものがあったら教えてください。
ロシアンブルーが欲しいです。

94.自分と猫さんで似ているところはありますか?
自分ではわからないんですけど、似てるってよく言われますねぇ・・・。しぐさあたりが似てるそうですが。

95.HPやBlogを始めてよかったことは何ですか?
え、猫関係ですか・・・?猫関係では特にないような・・・。

96.猫さんと一緒に行けたらなぁという場所はありますか?
太郎の一日を一緒に辿りたいです。

97.猫さんと暮らすうえでの信条を教えてください。
可愛がる。

98.おや・・今、猫さんは何処で何してます?
相変わらずどっかへ遊びに行っています。

99.これから猫を飼う人にアドバイスはありますか?
可愛がってあげましょう。

100.お疲れさまでした! 最後に猫さんに一言!
長生きしてね。

質問提供:yuiさま「猫好きさんに100の質問」http://www5b.biglobe.ne.jp/~kayachin/index19.html
『里見八犬伝』植松 三土里(小学館文庫) ’07 9/9

評価;B

時は戦国の世、房総半島南端の安房国。武将たちが日本各地で「国盗り」を繰り返す中で、安房の山下定包は妻・玉梓と放埓な日々を送っていた。里見義実は定包を倒し、助命嘆願する玉梓も打ち首にする。「私を斬るなら末代までたたる」と死んでいった玉梓の亡霊は、義実の娘・伏姫に「そなたは呪いの子をはらんでいる」と不吉な予言を。玉梓に呪われた里見家は窮地に陥り、伏姫は呪いを打ち払うかのように自害するが、彼女の体からは八つの水晶珠が空に飛び散っていった。仁、義、礼、智、忠、信、孝、悌の文字がそれぞれ浮かび上がる八つの珠は、八人の勇者の手に渡っているという。いくさを収める力となる八人の犬士を求めて、里見家家臣・金碗大輔は八つの珠を探す旅に出るのだった。

2006年のお正月にテレビで放送されたドラマの小説版です。
前々から『里見八犬伝』とは一体なんだろうかと気になっていたのですが、ドラマも見逃し、かと言っていきなり原作を読む自信もなく・・・。そんな時、先日近所の古本屋で偶然この本を見つけたのですよ。

原作を知らないからどう脚色されているのかわからないのですが、この本は面白かったです。
好きなキャラは、私を知っていまたは私の日記を読んで私を理解してくださっている方ならすぐにわかると思いますが、犬坂毛野(旦開野)です。女装して女田楽を率いてる上にたまに色仕掛け使ったりするなんてツボすぎます。やはり美しい人はいい。

他の『里見八犬伝』も読みたくなりました。できれば漫画で読みたいなぁ。
あと、本とは話は全然違うと思うけれども、昔水さん主演で公演された宙組バウ(だったか?)の「里見八犬伝」も見たいです。(録画だけしてまだ見ていない。)ともちんが悪役だそうです。

さて次は『芥川龍之介殺人事件』です。Amazonにさえ登録されていないようなマニアックな本です。
『月の影 影の海(上) 十二国記』小野 不由美(講談社文庫) ’07 8/27

評価;B

甘くない。

なんて、コーヒーの宣伝みたいな文句で、今回の『十二国記』シリーズ第一巻の感想始めます。

高校生の中嶋陽子は、毎日大量の妖怪が徐々に自分に近づいてくる夢を見ていた。ある日、自分を迎えに来たようなケイキと名乗る長い金髪で裾の長い服を着た男に陽子は学校から無理やり連れ出される。辿り着いた先は、地球上の世界ではない見ず知らずの異国だった。見ず知らずのこちらの世界へ来る直前ケイキたちとはぐれた陽子は一人だった。陽子はこの中国に似たようなけれどまったく知らない世界で、裏切りや妖怪の襲撃に耐え、それにより成長し、こちらの世界のただ一人の知っている人物、ケイキに再会し、自分の世界に戻るための手段を知る、ただそのためだけに死にそうに辛い毎日をなんとかして生きる。

成長なんていいものではなく、神経が図太くなっているというべきか。
か弱い少女から、自分の身は自分で守るしかないと悟った、力のあるある意味悲しい人間へと変わっていく過程が上手いなと思う。
「ケイキぃっ!! 理由を言えぇっ!!」とか、たまに見せる男らしさにしびれます。あと、少し前の、宿屋の従業員と財布の有無で言い争うところの敬語なしの口調とか。

身の回りに『十二国記』を読んだことのある友人が何人かいます。「『十二国記』ってどんなの?」と聞くと帰ってくる答えは、ほとんどが「痛い」です。だからと言って、この作品を「嫌い」だという人にはいまだあっていません。
読み続けている人が言う「痛い」が一巻に含まれているのかどうかはわかりません。実際読んでいた時は特に痛々しいとは感じませんでしたが、今考えるとなかなか痛々しくある気もします。それが上記の「甘くない」という感想に繋がるわけですが。

今までの私の読書記録を読み続けてくださっている方はもしかしたらおわかりかもしれませんが、私は女性が主人公の作品はあまり読みません。どうも苦手なんですよ・・・。おそらく同性として理解できる心情が直接的に入ってくるからだと思います。だからこそ、男性の目線というクッションを一つ置いたところで心情を理解したいと思うんですよ。男性の場合はどう頑張っても私には完璧には理解できないだろうから、直な回路で十分なんです。っていうか、そうじゃないときっと理解できないから。

そんな中、今回の作品はあらすじ通り女の子が主人公です。
この作品、実は2005年7月26日に読み始めました。上の読了日を見ていただければわかりますが、読みきるのに2年あまりを費やしております。挫折して放りっぱなしだったのです。
ただ、最後の挑戦では一週間ぐらいで読めたんですよ。秘訣は・・・

ザッツ☆脳内変換っ!!!
つまり、頭の中でキャラの容姿を想像しやすい人に変換するのです。

さて、今回は、

陽子→ユウヒくん・・・本名だからなだけで、おそらく本文に描写されている容姿とは似ても似つきません。でも面白いのでこのまま。
ケイキ→アサコさん・・・「ユウヒくんに関係ありそうな人で男といえば・・・?」で出てきた人。1巻では登場回数が少ないのでまだ何とも。
達姐→タキさん・・・「たっき」なので。これは結構はまってる感じもします。
謎の金髪の女→トウコさん・・・このキャラは悩みが多そうな女性だから、悩ましい演技がとても上手いトウコさんに是非。肩のオウムは安禄山でいっときましょうか。でもトウコさんに命令してるから声だけはワタルさんでもいい。っていうかワタルさんがいい。
老人→老人は誰にもやってほしくないぐらい嫌なヤツなんで、除外。
その他→端役で出番そんなにないんで、除外。

に変換。
この方法で行けば読めました。(笑)
しかし、今まではよくSMAPに変換していましたが、最近は宝塚に変換する回数が多くなってきたのは、あまり良い兆候とは思えませんね。いろいろと。

さて、次の本は『里見八犬伝』。
一度読んでみたいと思っていた本です。

FNS歌謡祭

2007年12月6日 宝塚
●SMAP

「弾丸ファイター」
スマスマで一度聴き、今回の番組で二回目を聴きました。
うーん、スマスマでも思ったけれど、少し盛り上がりに欠ける曲・・・?
ただ、中居さんがメンバーの中で一番楽しそうに歌って踊ってるのが素晴らしく貴重なものなので、良いと思います。応援歌だから?
「万歳三唱」のところが可愛いです。
中居さんがセンターに来てるのも久しぶりだっけ。
「もうちょっといい曲を期待してたかも・・・」と思ってしまうこの曲が、以後私の中でどのように成長していくのかはいまだわかりません。(「Triangle」とか「バンバカ」も最初はそこまでだったけれど、今は大好きだし)

クリスマスの方はまだ見てないので、そのうちこの部分を書き直すかもしれません。

●宝塚

宝塚からは、雪組の面々+宙組トップ2人+月組娘役トップ、以上のみなさんの出演です。
スマスマの時は宙組がメインだったけれど、今回は雪組ですね。・・・雪と宙のこの売り出しっぷりはすごいですね。というか、水さんとタニちゃんでしょうか。

「すみれの花咲く頃」
娘役さんたちの集合と、宝塚退団生(笑)黒木瞳さんのコラボです。
黒木さん、若い若いとは思って来ましたが・・・・・・・やってしまいましたか。

ボレロ
黒燕尾で踊る、雪組トップ水夏希さんと宙組トップ大和悠河さん率いる雪組の男役の面々。
宝塚を生で観たことがない友人と一緒に見ていましたが、彼女は踊りの綺麗さに感動しているようでした。私は黒燕尾は昔から興味がなかったのですが、見る人が見ればそういう感情が生まれるのか、と改めて思いました。
水さんとタニちゃんが一緒の舞台で踊っているのを見て(そしてかなみちゃんも一緒にいるのを見て)、母は「宙組や〜〜」と感慨に耽っていたようです。
思えば私が母の影響で宝塚を知り出したのは水さんの宙組晩年の時期だったと思います。
今思うと確かに懐かしくはありますね。
それぞれが活躍していらっしゃってめでたいかぎりです。

「千に風になって」
秋山さんいりません。そもそも最後に「自分の歌」的発言してらっしゃいますけど、あなたこの曲の作曲家でも作詞家でもありませんし、これ新井満さんの歌ですし。
あの歌い方で紅白に出てしまったのがそもそもの間違いでしたね。あれは人の力ではなく、歌の力です。
出演者が発表になり、何故かなみちゃんだけが選ばれたのか不思議に思っていましたが、このためだったのですね。
秋山さんが紅白に出る以前にかなみちゃんは「チャリティーコンサート」でこの歌を歌っていらっしゃいました。その映像を見てすごく感動したのを覚えています。優しく生きる人をさりげなく慰め明るくするような歌詞に合ったぴったりの歌声だと思いました。この再演(?)があったのはおかしいことではありませんね。
宝塚ファンの方の大多数が思っていらっしゃるように、かなみちゃん一人で歌って欲しかったと思います。
でも少しでも、とても幸せな気持ちになりました。

宝塚の皆さんが歌っていらっしゃる時、友だちからメールが来ました。その友だちは熱烈な宝塚ファンではないのですが、前スマスマで見た時からタニちゃんに興味を持っているらしく、「綺麗ー!!!」「隣の人(水さん)もかっこいいー!!!」とのメールが。
そして、この友だちは今回となみちゃんも好きになったらしい。私と一緒にテレビを見ていた友だち二人はウメちゃんが可愛いと言っていました。
対女性じゃないので、娘役さんが結構目立っていましたね。本場とえらい違い。

友だちを宝塚の生の舞台へ連れて行きたいと思いますが・・・・・私にみんなに付いていけるだけのお金があれば・・・・・。

宝塚と言えば、一昨日のAQUA5も見てみました。
AQUA5は全員大好きです。だから、トークをもっと見たいです。5人でわちゃわちゃしていて欲しいです。

・・・・・宝塚なが。
『風が強く吹いている』三浦 しをん(新潮社) ’07 8/4

評価;A

箱根の山は蜃気楼ではない。襷をつないで上っていける、俺たちなら。才能に恵まれ、走ることを愛しながら走ることから見放されかけていた清瀬灰二と蔵原走。奇跡のような出会いから、二人は無謀にも陸上とかけ離れていた者と箱根駅伝に挑む。たった十人で。それぞれの「頂点」をめざして…。長距離を走る(=生きる)ために必要な真の「強さ」を謳いあげた書下ろし1200枚!超ストレートな青春小説。最強の直木賞受賞第一作。(Amazon)

あるアパートに下宿する大学生10人(駅伝素人含み)が、箱根駅伝に挑む話。

いやぁ、面白い!
盛り上がり部分もさることながら、表紙からすでに面白い。
「黒人が速いというのは偏見です」て。(笑)

一つのスポーツに打ち込み、それに振り回され、一喜一憂しながら、その最終的な形を探す、という点では、私は読んだことはないので断言できませんが他のスポコン作品に似ているかもしれませんし、私の読んだ本の中では『バッテリー』(あさのあつこ)によく似てます。
『バッテリー』の主人公・巧は野球で「投げる」ということに、『風が強く吹いている』の主人公・走は長距離を「走る」ということに、それぞれ囚われています。
囚われすぎているからすごく極端な見方しかできていなくて、最高の結果(勝敗や一位など)が全てだという考え方だった。けれど、周りの人との交流を通して、主人公は自分が考えていた「頂点」以外の「頂点」を見つける。それは、スコアとは関係があるようでもないようでもあるけれど、それだけでないことは確か。
小説で描かれる「天才」とは得てしてそんなものです。
巧に比べて、年齢の差だろうか、走は本当に素直な子です。

私が好きなキャラの順番に(←ここ重要)、簡潔に登場人物を説明します。(学年の後ろに「?」が付いているものは、自信がないものです)

神童・・・3年。ムサと仲が良い。いい人。
ムサ・・・2年?日本に勉強に来ている黒人の留学生。模範的な美しい日本語を話す。神童と仲が良い。
走・・・大学1年。走ることの天才。高校時代に傷がある。
ハイジ・・・4年。10人で箱根駅伝に行くとを言い出した人。みんなのお母さん敵存在で、頼りになる人。でも絶対腹黒い。
ユキ・・・4年。頭脳派。メガネ。
ジョータ・・・1年。双子の片割れ。ムードメーカー的存在。
ジョージ・・・ジョータに同じく。
ニコチャン先輩・・・5年か6年か7年あたり(つまり留年)?煙草が大好きだった。
キング・・・2年か3年?クイズ番組が大好き。
王子・・・2年か3年?マンガオタク。運動が苦手。

とにかく神童とムサが大好きです。ピンでもセットでも好きです。この二人のほのぼのした空気がたまりません。
走とハイジの組み合わせは走が可愛くなるので好きです。
あとの人たちは頑張り屋さんで、コンビとしてよりも個々で好きです。

最初はともかく、最後の方は10人それぞれが目立ちます。
それが全員とてもとても感動的です。ほとんどの人の場面で涙を流しました。
あらすじを見た限り、「ありきたりなストーリーでいい作品が作れるのか?」と思っていましたが、そこはやはりしをんさん。受け入れられやすいだけでなく、感動もできる素晴らしい作品でした。

しをんさんの作品を読むたびに思うのですが、私のツボはしをんさんのツボと非常によく似ているのかもしれない。ツボをぶっすぶっす突かれている感じが毎回しますもの。(笑)
とりあえず、もっと読みます、しをんさんの作品。

そして来年は箱根駅伝を見たいと思います。

あ、この本のラストの大会(や、名前出すのはネタばれになるかなぁと)での私なりのBGMは、SMAPの「Fine,Peace!」でした。爽やかな熱さが両者共通しているのではないかと。

さて、次の本。
次は『月の影 影の海(上) 十二国記』。『十二国記』シリーズ第一巻。
『彩雲国物語 はじまりの風は紅く』雪乃 紗衣(角川ビーンズ文庫) ’07 7/11

評価;C

どうもこの作品はAmazonのカスタマーレビューを見る限り好き嫌いがわかれるみたいですね。
まぁ、私がこの作品に対して持った感想は、その一方とそこまで変わらないみたいです。

と、いうわけで、上の本をポチリしてカスタマーレビューを見てください。

次は『風が強く吹いている』。
しをんさんの作品が面白くないわけがありません。
『エンジェル エンジェル エンジェル』梨木 香歩(新潮文庫) ’07 7/4

評価;A

高校生(おそらく)のコウコは、寝たきりに近い祖母の深夜のトイレ当番を引き受けることで熱帯魚を飼うのを許された。熱帯魚を飼い始めた日から寝たきりであった祖母が不思議な反応を見せるようになった。彼女はコウコと二人きりになると目を覚まし、少女のような表情で話をするようになったのだ。二人は互いを「コウちゃん」「さわちゃん」と呼び、親交を深める。
ネオンテトラを攻撃し殺すエンゼルフィッシュ、そしておばあちゃんの胸奥に眠る少女時代の切ない記憶が交錯する。
天使と悪魔の存在。そして神の感情。救われるのは誰なのか。

悪魔は自分が異端であることを、思考の浅い部分では認めてなくても、心の深い部分ではしっかり気づいていると思う。だからこそ正常な存在である天使を超えて、自分が正常なものになろうとする。それは神に愛されよう、または神を手に入れようとするからかもしれない。そのことに神は気付いているから、そのような方法しか選べなかった悪魔を「かわいそうだ」と言う。悪魔にとっては、それは異端である自分の存在を、自分にとって絶対的な存在である神が認めてくれた言葉。それは自分を救ってくれる至上の言葉になり得る。
悪魔は天使と同様神を愛していることには変わりないんですよ。でも、ちょっとその表現方法が極端なんです。きっと悪魔は不器用な天使なんですよ。
ルシファー(悪魔の親玉)の罪は嫉妬。今まで私は悪魔は人間に嫉妬したものだと思ってたけど、今回天使に嫉妬していたのかもしれないと思いました。自分がなることのできない正常なる者に対して。

というふうに、悪魔好きには楽しく読める本です。すごく間接的ではありますが、ルシファーがより一層可愛くなりました。(笑)

次は『彩雲国物語 はじまりの風は紅く』。
『バッテリー?』あさの あつこ(角川文庫) ’07 6/29

評価;C

おお、そこで終わるか。
というところで終わりました。

二人の仲がギクシャクしだしたところから、私はこのシリーズに魅力を感じなくなってきてしまい、結局最後まで同じでした。おそらく普通の読者はそのギクシャク含めて楽しむんだと思うけれども。
これはどの本にも共通することなんですが、私は魅力を感じられる登場人物がいなければ、その本を読む気が失せます。(藤野千夜さんなんて特に。)『バッテリー』はたまに登場人物がすごく可愛く思えたりすることもあるとはいえ、どうしても私には単純にマセガキに見えてしまったりする。これはもう相性の問題だから、誰かが私に文句を言うことも、私が誰かに私の考えを押し付けることもできません。

でも、私はあさのあつこさんの本が嫌いなわけではありません。
『The MANZAI』は3巻目で挫折中、まだ少し距離を置きたいと思いますが、『NO.6』はそれはそれは楽しんで読んでいます。シリーズものとしては『まるマ』シリーズに次いで好きですからね。
今後は『NO.6』を楽しんでいきます。

次は『エンジェル エンジェル エンジェル』という本です。なかなか興味深い本でした。
『エリザベート―愛と死の輪舞』ミヒャエル・クンツェ原作 小池修一郎著 ’07 5/26

評価;B

「A/L」「王家に捧ぐ歌」「エリザベート」と、宝塚三連発です。特に意図していたわけではないんですけどねぇ。

舞台「エリザベート」。
1992年ウィーンの初演以降人気を博し、各国で演じられて来ました。日本では宝塚歌劇団が上演権を獲得し、1996年雪組、1996年星組、1998年宙組、2002年花組、2005年月組、2007年雪組と繰り返し上演されています。
宝塚の舞台としての「エリザベート」の演出家が、この本の著者小池修一郎先生です。
小池先生は今年2007年世界陸上開会式の演出も担当されました。
その時ある意味宝塚代表として歌い踊っていたジェンヌさんたちが、2007年雪組「エリザベート」でトートを演じた水夏希さん率いる雪組男役の面々、5人合わせてAQUA5です。

とりあえずあらすじを書きます。・・・と言っても、あらすじは宝塚の公式HPのバックナンバー(2007年雪組)から頂いて来ました・・・。(すいません、書くのが面倒くさかったので・・・)
あ、これは小説です。「エリザベート」の舞台を文字化したものです。

以下あらすじ。

 19世紀末。ヨーロッパ随一の美貌を謳われた、オーストリア=ハンガリー帝国皇妃エリザベートが、イタリア人アナーキスト、ルイジ・ルキーニに殺害された。ルキーニは独房内で自殺を図る。
 煉獄の裁判所では、犯罪行為から百年も経ったにもかかわらず、ルキーニを未だ尋問している。ルキーニは、エリザベートは死と恋仲だった、エリザベート自身が死を望んでいたと主張する。そして、それを証明するため、エリザベートと同時代を生きた人々を霊廟から呼び起こす。最後にトート(死)が現われ、エリザベートを愛していたと告白する。
 時代は1853年に遡る。少女のエリザベートは、ある日、綱渡りに挑戦しようとしてロープから落ち、意識不明の重体に陥る。冥界に迷い込んだエリザベートにトートは一目で惹きつけられる。トートはエリザベートに生命を返してやる。そしてその愛を得ようと、彼女を追い続ける決意をする。こうして、愛と死の輪舞(ロンド)が始まった。
 ウィーンの宮廷では若き皇帝フランツ・ヨーゼフが、母親である皇太后ゾフィーの助言のもと、広大な国を治めていた。ゾフィーはフランツが彼のいとこのヘレネと結婚することを望んでおり、バート・イシュルでの見合いを計画する。しかし、フランツは一緒に来ていた妹のエリザベートを見初めてしまう。
 1854年、ウィーンで二人の結婚式が行われる。トートは嫉妬を感じつつ、二人を見つめ、そしてついにエリザベートに話しかける、「最後のダンスは私のものだ」と。
 エリザベートの結婚生活は、満足のいくものではなかった。古いしきたり、皇后としての務めをゾフィーに押し付けられたエリザベートは夫に助けを求めるが、フランツは取り合おうとはしなかった。失望したエリザベートにトートは近付き、誘惑する。しかしエリザベートは屈しなかった。結婚2年目に子供が生まれるが、その子さえゾフィーに取り上げられたエリザベートは、ゾフィーに対し次第に憎悪の念を募らせていく。
 一方、赤ん坊にミルクもやれない暮らしを強いられている民衆は、美容のために毎日ミルク風呂に入る皇后に反感を募らせていた。トートはルキーニを煽り、人々を感化させる。ハンガリーの革命家エルマーたちは、革命の気運を高めていく。
 ついに、フランツはエリザベートのすべての要求を受け入れ、エリザベートはゾフィーとの長年の確執に勝利する。エリザベートは「私の人生は私のもの」と言い放つ。そんなエリザベートをトートが見つめていた……。

上に引用したのは宝塚の舞台のあらすじですから、本とは若干異なります。
台詞もニュアンスは同じだけれども正確には違っていました。あとストーリーも違うところもあり、例えば結婚生活第一日目の朝、舞台ではエリザベートは自室で自殺しようとして諦め歌を歌って気を失っていましたが、確か本の方では逃げようと庭を走り泉だか湖だかのほとりで気を失って倒れ、トートに再び部屋へ運ばれていたと思います。

あとですねー、私が気になっているのがマデレーネの存在なんですけど、彼女は一体何者なのか。
ルキーニ曰く「どこかで見たような妖しい美しさ」、そして本の描写では目の色を(正確には覚えていないのですが)「湖の青」というように表現しています。それより前にはまったく同じ表現で、トートの目の色を書いていました。
ということは、マデレーネはトート?・・・ちょ、ちょっと、それはかなり倒錯的すぎ・・・。
と思い、考えるのをやめました。きっと黄泉の国の人たちはみんな目が青くてトートに似た美しさを持っているのでしょう。

宝塚で各組で演じられた「エリザベート」。
私は雪組、宙組、月組、’07年雪組の舞台映像を見たことがあります。
おすすめは水さんがトートを演じられた2007年雪組の「エリザベート」です。
水トートは本当に感情表現豊かで、今までのトップさんトートがおそらく心の中に閉まっていらっしゃった心情が、面にどしどし出ています。正直なところ、今まで見た中で一番わかりやすい「エリザベート」だと思いました。
歌を期待するなら、宙組がおすすめです。姿月あさとさんのトートの歌の上手いことと言ったら!迫力があって、しかも容姿も綺麗で、冷たい感じとか美しさとか、死神らしさがふんだんに出ています。

・・・と、書いてきましたが、「じゃあ一体エリザベートは何で最後トートと結ばれての?」と聞かれたら、私にはさっぱりわかりません。舞台を見ても本を読んでも私にはいまだに理解できていません。
構成も歌も本当に楽しんで見ているんですけどねぇ。
歌はどれも素晴らしいです。使い回しが多いですが、完成度が高い歌ばかりだからこその使い回しだと思うので。

えー、なんだかよくわからない読書記録になってしまいました。・・・まぁ、今更ですね。

とりあえず、面白いのでまだご覧になったことがない方は舞台または舞台映像をどうぞ。そして見た後に小説を読んでください。

さて、次の本は『バッテリー?』。『バッテリー』シリーズ最終巻です。
『ヴェルディ作 アイーダ』監修・高樹のぶ子 文・川村玲子 絵・三好貴子(STUDIO
CELLO)
 ’07 4/24

評価;B

ヴェルディ作のオペラ「アイーダ」を絵本にしたものです。

この本を読もうと思ったきっかけも宝塚の舞台です。
宝塚の専門チャンネルである「スカイステージ」で母が昔録画していた「王家に捧ぐ歌」を観たんですよね。
そして、まぁ、見事にはまったわけです。アイーダ役をやっていた安蘭けいさんと、作品自体に。あと星組に興味を持つきっかけにもなりました。

『アイーダ』のあらすじ。
若き兵士ラダメスは自分を愛するエジプトの王女アムネリスに仕える自らがエチオピアから連れてきた奴隷アイーダ(実はエチオピアの王女だが、その素性は誰も知らない)と相思相愛であり、将軍となった暁には勝利を彼女に捧げたいと願う。アムネリスもまた彼に心を寄せており、直感的にアイーダが恋敵であると悟り、激しく嫉妬する。アムネリスの父であるファラオはラダメスを将軍に任命し、エジプトに迫るエチオピアの討伐を命ずる。アイーダは舞台に一人残り、父であるエチオピア王と愛するラダメスが戦わなければならない運命を嘆く。
数日が経ち、エジプトにはエジプト軍勝利の一報が入る。しかし、アムネリスは祖国が敗れ沈痛な面持ちのアイーダに向かって「エジプト軍は勝ったが、ラダメスは戦死した」と虚偽を述べて動揺させ、自分もラダメスを想っていることを告げ、王女と奴隷という身分の相違から自分こそがラダメスを得るであろうことを宣言する。
ラダメスは軍勢を率いてエジプトに凱旋するが、彼はエチオピア人捕虜の釈放をファラオに願う。捕虜の中には身分を隠したアモナズロもいたので、アイーダはつい「お父さん」と言ってしまうが、アモナズロは「国王は戦死し、いまや我々は無力」と偽りを述べ、彼の身分は発覚しない。神官ラムフィスはアモナズロを人質として残すことを条件に捕虜釈放に同意、ファラオはラダメスに娘アムネリスを与え、次代国王にも指名する。勝ち誇るアムネリス、絶望に沈むアイーダ、復讐戦を画策するアモナズロ、それぞれの思いが交錯する。
次のエジプト軍の動きを探ろうとするアモナズロは、将軍ラダメスからそれを聞き出すようにアイーダに命じる。アイーダの誘導に、ラダメスは最高機密であるエジプト軍の行軍経路を口にしてしまう。アモナズロが欣喜雀躍して登場し、アイーダに一緒にエチオピアに逃げようと勧める。愕然とするラダメスは自らの軽率を悔いる。そこにアムネリスとラムフィス、祭司たちが現れ、アモナズロとアイーダ父娘は逃亡するが、ラダメスは自らの意思でそこに留まり、国を裏切った者として捕縛される。
アムネリスは裁判を待つラダメスに面会する。彼女は、エチオピア軍の再起は鎮圧され、アモナズロは戦死したがアイーダは行方不明のままであると彼に告げ、ラダメスがアイーダを諦め自分の愛を受け容れてくれるなら、自分も助命に奔走しよう、とまで言うが、ラダメスはその提案を拒絶し審判の場へ向かう。アムネリスは裁判を司る祭司たちに必死に減刑を乞うが聞き入れられない。アムネリスが苦しみ悶える中、ラダメスは一切の弁明を行わず黙秘、地下牢に生き埋めの刑と決定する。
ラダメスが地下牢に入れられると、そこにはアイーダが待っていた。彼女は判決を予想してここに潜んでいたのだと言う。2人は現世の苦しみに別れを告げ、平穏に死んで行く。

と、いうのがウィキペディアから引っ張ってきたあらすじです。
「王家に捧ぐ歌」はやはり原作を脚色してますし、いつも言うことですが、絵本を借りたのはずいぶん前で記憶があやふやですし・・・。

ご存知の方は多いと思いますが、オペラでラダメスがエジプトに凱旋する時の「凱旋行進曲」は、日本でサッカーの応援歌として歌われている(「ウォーウォーーーウォウォウォウォッウォッウォ・・・」と歌われている)あの曲です。

アイーダのあらすじが知りたい、という人にはおすすめの本です。絵も綺麗ですしね。

・・・私は本当に世界のことを知らないのですが、エジプト人って肌白いんですか・・・?アムネリス様色白い。

「王家に捧ぐ歌」の話になります。
いきなりですが、安蘭けいさんは素晴らしいです。男役の役者さんなのに、見事に女役のアイーダを演じていらっしゃいます。愛称でトウコさんと呼ばせていただきますが、本当に、この方は二枚目の役も、おじさんの役も、悪役も、男役として完璧に演じていらっしゃいますし、女役でも娘役顔負けの演技をしていらっしゃいます。男役が女役を演じる時にえてして娘役より声が低くなり、なんとなくニューハーフっぽくなるのはままあることですが、トウコさんはお芝居も歌も完璧に男役の時と声が変わります。無理なく高音が出せる声をお持ちです。
あと、トウコさんは足が素晴らしく綺麗です。全く足フェチじゃない私でも、綺麗すぎて驚いたぐらいです。
・・・って、何故トウコさん賛美になってしまっているんだろうか・・・。

・・・まぁ、私が「王家に捧ぐ歌好き!」って言う70%はトウコさんで持ってるんですけどね。
あとはキラキラの湖月わたるさんとか、檀れいさんのはまり役とか、一樹千尋さんの名演技とか、ファラオの驚きの姿とかで出来ています。

宝塚星組成分分析機(http://seibun.nosv.org/maker.php/takarazukastar/)での結果のほとんどが、

ナオミの62%は狂気のアモナスロで出来ています
ナオミの24%は甘い毒牙で出来ています
ナオミの7%はサウフェのサラッ毛で出来ています
ナオミの6%はカマンテのしゃがれ声で出来ています
ナオミの1%はファラオの顎で出来ています

この通り、主に「王家に捧ぐ歌」で出来ているぐらい大好きなのですよ、私。

蛇足ですが、この頃の星組から知っていたかったと切実に思います。
舞台を生で観たかったですし、汐美真帆さんや大真みらんさんもいらっしゃったし。
なによりトウコ&ケロ、ゆかり&ももこのコンビが見たかった!!

・・・という、本に関係ない話題で、締めます。

次は『エリザベート―愛と死の輪舞』。
映像じゃないですよー、本ですよー。・・・宝塚関係であることに変わりはありませんけどね。

追記。(2008年1月25日)
大学の授業で、「過去現在を問わず自分が最もラブストーリーだと思う話を挙げ何故そう思うのか理由を述べよ」(書籍でもドラマでも実際の身近な出来事でもなんでも良い)という課題が出たので、『王家に捧ぐ歌』と『アイーダ』を絡めてレポートを書いてみました。以下本文です。

「一番のラブストーリー」とは何か。

 現在までに出会った一番のラブストーリーとして最初に思い付くのは宝塚歌劇の『王家に捧ぐ歌』であった。私は2003年に宝塚歌劇団星組によって演じられたこの舞台を生で観たことはなかったが、最近になってこの舞台を映像で観る機会を得た。音楽や装飾も素晴らしく、舞台全体を通して演劇として評価できるのだが、それはラブストーリーには直接関係してないのでここではストーリーにのみ焦点を当てる。しかし、先に言っておくと、私はこの舞台よりもこの舞台をきっかけにして知ったこの舞台の原作の方がよりラブストーリーであると思う。それは後に書くことにして、先に『王家に捧ぐ歌』について書く。
 『王家に捧ぐ歌』とは、古代エジプトの将軍ラダメスとエジプト軍に捕えられ奴隷となったエチオピアの王女アイーダとの悲恋を、ラダメスに想いを寄せるファラオの娘アムネリス、エジプトを憎むアイーダの父王アモナスロ・兄ウバルドそれぞれの想いを交えて描いた作品である。国を捨て共に逃げる覚悟を決めアイーダに決行の日にちを告げたラダメスの行動は、結果としてアモナスロ、ウバルドのファラオ暗殺に間接的に手を貸してしまったことになり、ラダメスは裏切り者として地下牢に閉じ込められ生き埋めにされることとなった。扉が閉ざされる前に忍び込んでいたアイーダとラダメスは地下牢で再会し、共に眠るように死んでいく。「あなたは生き続けると思った。それだけが私の支えだった」と絶望するラダメスに言うアイーダの言葉「私たちは愛し合ったのよ。生きようと死のうとそれがすべてよ」が良い。生きている人間にとって考えられ得る終わりのない世界とは死の世界であり、死の世界で結ばれるというのは究極のラブストーリーであるのだ。
 しかし、そのような台詞があったとしても、『王家に捧ぐ歌』は、その原作よりはラブストーリーではない。なぜなら、その台詞を言った後アイーダは、「一つだけできることが残されているわ。祈ることよ。愛し合う者たちが死ななくても済むように」と言う。ラダメスが「人と人が生きてこの世界で愛し合えるように」「この世に平和を、この地上に輝きを」と歌う。父ファラオを殺されたことに怒り、エチオピアの討伐を決意したアムネリスも、ラダメスの死に心を動かし、「私が生きている限りエジプトは二度と戦いを挑んではなりません」と宣言する。結局のところ、『王家に捧ぐ歌』とはラブストーリーの形を取った平和奨励作品なのだ。たとえ究極の恋愛であったとしても、そこにそれ以上に訴えたい他の要素があれば、それは完全なる一番のラブストーリーだとは言い切ることができない。
 そこで、私は『王家に捧ぐ歌』の原作、ヴェルディ作のオペラ『アイーダ』を一番のラブストーリーであると考える。オペラとは得てして荒唐無稽なキャラクターやストーリー展開であるが、彼ら他のことを考えず登場人物は恋愛のみを生きている。ラダメスとアイーダも例に漏れずだ。身勝手なキャラクターこそラブストーリーに相応しい。
 『王家に捧ぐ歌』と『アイーダ』、どちらが面白いかは、ラブストーリーとはまた別の問題だ。

ということでした。

ちなみにこのレポートを書くために参考にした図書はこの絵本と『宝塚アカデミア 21』でした。『宝塚アカデミア』なんて私の大嫌いな部類に入る本なので読んだことなんてありませんでしたが、『王家に捧ぐ歌』特集をやっていたので、もしかしたら原作との比較なんかやってくれちゃったりしているのかと期待して読んでみたら、まぁクソのような阿呆らしい文章の数々。あんたらとりあえず批判したいだけちゃうん?というね。よかったねー、こんな阿呆な文章書いてるぐらいでお金もらえてー。と、胸糞悪くなった本でした。二度と読むまい。

母に「あんた趣味と兼ねてるやろ」って言われましたが、私は至って真面目です。詩の授業でも、『王家に捧ぐ歌』とか『さくら』とか月組78期コンビとかをモデルにした詩を書きましたが、それもただ良いテーマだったから選んだだけのことで。
でもまぁ、趣味と兼ねられることに越したことはないでしょうよ。
『怪盗紳士ルパン』モーリス・ルブラン 平岡敦訳(ハヤカワ文庫) ’07 3/16

評価;A

「アルセーヌ・ルパンの逮捕」「獄中のアルセーヌ・ルパン」「アルセーヌ・ルパンの脱獄」「謎の旅行者」「王妃の首飾り」「ハートの7」「アンベール夫人の金庫」「黒真珠」「遅かりしシャーロック・ホームズ」の九篇が収録されている「アルセーヌ・ルパン」シリーズの短篇集。

小さい頃は本当に本を読まない子どもだったで、『ルパン』シリーズも例に漏れず読んだことはありませんでした。
おそらく世間の大半と同じように、「ルパン」=「三世」でした。
そんな私がこの本を手に取ろうと思ったきっかけは、宝塚歌劇現宙組主演コンビ大和悠河さんと陽月華さんのお披露目公演が「A/L(アール)」というアルセーヌ・ルパン(?と言えるのかどうか?)を主人公にした舞台だったからです。
舞台を見る前に「ルパン」というものを少しでも知っておこう、と図書館で借りてみました。

面白かったです。

どれがどういう風に面白かったとか細かいことは覚えていないのですが、とにかく全編を通して楽しめたという覚えがあります。そして大和悠河さんで想像したらなかなかはまり役だったというのも。

詳しいのかどうかはわからないけれど、本の感想は舞台の感想を書いた時にちらっと書いているので、下のURLからそちらをどうぞ・・・。(あっちの方が読み終わってすぐの頃だったもので)
http://diarynote.jp/d/40825/20070326.html

ちなみにこれを書いている今現在は、同訳者の『カリオストロ伯爵夫人』を読んでいます。
ルパンはもちろんタニちゃんに、伯爵夫人はトウコさんに変換しています。(笑)
映画「ヘアスプレー」
写真左上:役名トレーシー・ターンブラッド(役者ニッキー・ブロンスキー)&エドナ・ターンブラッド(ジョン・トラヴォルタ)
写真左下:ベルマ・フォン・タッスル(ミシェル・ファイファー)&アンバー・フォン・タッスル(ブリタニー・スノウ)
写真右上:リンク・ラーキン(ザック・エフロン)

あらすじ:おしゃれとダンスに夢中な女子高生トレーシー(ニッキー・ブロンスキー)の夢は、人気テレビ番組「コーニー・コリンズ・ショー」のダンサーになること。ある日、番組のオーディションが開催されると知ったトレーシーは、自分と同じく大柄な母親エドナ(ジョン・トラヴォルタ)の反対を押し切り、オーディションに参加する。


「どこから手を付けたらいいのかわからないくらい愉快な話」というのは某さまが「シークレット・ハンター」に使っらっしゃった言葉ですけど、むしろこの映画のためにあるのではないかと思えるぐらいの言葉です。

「ヘアスプレー」観てきました。
大学友が常にリフレインで「You can’t stop the beat♪」と歌っているので、映画で流れた時「あぁ、これか」と毎回思いました。
そういえば私20年生きて来たけど、突然何の前触れもなくどこでも歌い出す人と出会ったの初めてかもしれない。すごい、私の初めてだよ、くりちゃん。

映画の感想。
何も考えずにいい意味で「バカ」になれる映画。
「なんでもいいから楽しくなりたい」と思ったら観るべき。一緒に歌い出したり踊り出したりしたくなるのは確実です。
ただ、「映画にはストーリーがないと」と考える人には少ーし推す力が弱くなるけれど。
まぁこの映画の売りはストーリーじゃないだろうから。

久々にコメディの映画を見た気がする。
この間ドイツ語の授業で観せられた映画は気分が悪くなるような暗い原発事故の話だったし、その次に観たのは気持ち悪くはならないけれど暗さは漂いまくってる、ナチスと反政府の大学生の話(ユダヤ人じゃないだけマシ。でもこれは結構楽しんで観た)。
ヴィゴやショーンはたいていB級しか出てないし。ハリウッド映画なんて金を費やすだけで、実を兼ね備えた映画なんて一握りだろうし。
心から感動できたり、観終わった後何か後味を残すのは邦画に多いと思うけど、私は邦画はほとんど観ないのであまりわからない。

「ヘアスプレー」で主人公の父親役をやっていたクリストファー・ウォーケン。どこかで見たことあると思っていたら「ゴッドアーミー/悪の天使」でガブリエルやってた人だ。(天使だけど悪いやつ)最後ヴィゴにとても美味しそうに心臓を食べられていた。
あとライバルの母親役のミシェル・ファイファー(写真2左)は「アイ・アム・サム」 で観ていた。綺麗な人。

「ヘアスプレー」。
できれば最後ライバル役の母娘が一緒に怒りながらカメラの前で歌ってくれたら最高の終わり方だったんですけどね。敵という立場で終わらせるのは惜しい人たちですよ。

とにかく音楽と踊りが素晴らしい映画でした。
歌とダンスは最高です。人を幸せにします。
花組「アデュー・マルセイユ」「ラブ・シンフォニー」
大劇場公演が終わってしまいましたが、一応感想上げておきます。遅くなりました。

現花組トップ春野寿美礼さんのサヨナラ公演。
春野さんは抜群の歌唱力をお持ちの方で、今年八月の世界陸上大阪大会開会式では国家の独唱もされていました。
ここでは親しみを込めて愛称のオサさんで呼ばせていただきます。

オサさんの舞台を生で観たのは今回で二度目です。
一回目は「ファントム」でした。
「ファントム=宙組」という固定観念があったのか、席が悪かったのか、知っている人が少なかったのか、正直なところあまり楽しめなかったのが事実です。

そして今回、花組リベンジ。
当日(と言っても去年ですが)よりも花組生の顔もそこそこ覚え、普通の宝塚ファン並みの知識にはなったと思います。

そして、今回はオサさん退団公演。
どうも私はトップという位置に二番手三番手以上に惹かれることがあまりないようで、オサさんも例に漏れずだったわけですが、私が宝塚ファンになった時にすでにトップをしていた方ですからね。やはり最後を観に行っても損はないだろうと、友人と出掛けて行ったわけです。

今回花組観劇を思い立った理由はもう一つあります。
花組には壮一帆さんがいるからです。
私がいかにして彼女に興味を持ったのか語っていいですか?
宝塚ファンになり、半年ほど経ったある日。このあたりになると、母が毎日家で宝塚の舞台や番組を見ているわけですから、いい加減ジェンヌさんたちの顔と名前も覚えて来ます。例えばTCAの映像を観ていて、ソロを歌うぐらいの路線や上級生の人が誰だかわかるぐらい。そこに壮一帆さんもいたわけですが、この人だけわからなかったんですよね。
こんなに前に出て来てる人なんだからきっと路線の人のはず。でも顔見たことない・・・。
「お母さーん、この人誰?」
と聞くことが何度かありました。むしろ「何度か」どころか「何度も」です。
一年間母に聞き続け、そしてとうとう母の一言。
「アンタ壮一帆のことばっかり聞き続けるなぁ。気になってんの?」
・・・そうか、壮一帆という名前の人は、私が顔を覚えられないこの人なのか・・・!

そう気付いて、「実は自分がこの人に何か興味を持ってるのか?」と考え出したわけです。
今ではきちんと顔も覚え、例えばスカイステージでトーク番組を放送する時など、必ず見てしまうぐらい気になる存在になりました。
・・・と、真面目に(?)書いてみたものの、私こういう本人が意図していないのに全身から「面白い」オーラ出してる人大好きなんですよね!!!(笑)愛称の「えりたん」からして面白いじゃないですか!「たん」って・・・!(笑)
雪組公演「堕天使の涙」で一度舞台観たことがあるのに、相変わらず名前を聞き続けていたものの、たいして気にしてなかったのが今とても悔やまれます。・・・こんなに面白そうな人なのに・・・!!!

さて、今回の舞台に話を進めましょう。

10月19日(金)11:00開演、花組宝塚大劇場公演「アデュー・マルセイユ」「ラブ・シンフォニー」。席は2階B席。

「アデュー・マルセイユ」

陽気なギャングと駄々っ子青年のあまり愉快じゃない抗争と、少し運の悪い青年とフランス版平塚らいてふ女史の淡い恋物語・・・・・みたいな?
突っ込みどころは多かった気がします。でもあえて突っ込みません。(あまり覚えていないから)
とにかく駄々っ子青年ばっかりオペラグラスで見ていたので、正直あまり他を見ていないという。(笑)

オープニングからえりたんは可愛かった。おひげつけてても可愛い。
その後の本編の登場でも、マリアンヌの話に舞台の端でにこにこと頷いたり驚いたりもう一回にこにこしたり、忙しい顔のえりたんに心の中で「可愛いー!!!」と叫んでいました。ファンでない限りこの場面はあやねちゃんを見ている場面ですが。(笑)もうなんか愛おしいです、えりたん。何がかはわからないけれど、とにかく愛しい。

オサダさんはー・・・歌がやはりお上手。高音がすごく気持ちいい。観劇中に「生で聴けるのは今回だけなんだから!」と、いくらえりたんがいる時でも耳に神経を集中させ、オサダさんの歌に聴き入っていたのを覚えています。
ちなみに我が家では「オサさん」のことは「オサダさん」と呼びます。
それにしても、オサダさんは、普段は薄い薄いと言われていますが、舞台では存在感がありますねー。今スカイステージで雪組「ベルサイユのばら」(アンドレ:春野バージョン)やってるんですが、いろんなところで言われているように、アンドレが「影」じゃない。(笑)平民にも関わらず、他の貴族の方たちよりも十分貴族的な雰囲気を醸し出しているし、余裕というものが滲み出ていますが。(笑)

ゆうくんこと真飛聖さんは、ところどころ面白かった気がする。昼間に自作彫刻石鹸売りしてるギャングって・・・。(笑)
何回か言っていますが、私がジェンヌさんの中で素顔の一番好きな人はゆうくんです。今の劇団HPスターファイルのゆうくんの写真なんて見る度に悶えます。

みわっちこと愛音羽麗さんについては、休憩中に友だちが「ジャンヌ役やってたのって誰?ちょっとオカマみたいやったけど、あの人娘役さん・・・?」と言って来たのが印象的でした。 確かに少ーし声が低めな感じですけど、あの人は顔が可愛いから許す。母は「あれってなんであえて男役がやらなあかん役なん・・・?」と疑問視していますけど。私もさっぱりわからないけれど。三番手になるということで、顔をもっと前に出させておきたかったのかな?(後日追記:次期トップだから次期相手役以外の娘役と組んでその印象を残すわけにはいかなかったからですね)

全体の感想としては、うーん、なんとも言えない感じの話・・・。そこはかとなく「Never Say Goodbye」に似ている。(演出家が同じだから)
上でも言ったけど、突っ込みたいけど突っ込めないので突っ込まない。
私にとってはえりたんを堪能できたことが嬉しかったので、本編いかんに関わらず満足でした。(・・・それってどうなの?)

「ラブ・シンフォニー」

すごく時間が短く感じました。・・・実際時間は短かったのですか?時計見ていなかったのでわからなかったのですが。
え、また上と同じように、ある一人を見つめ続けました。
そのために上以上に内容覚えていません・・・。(最悪)

真っ暗になったことをすごく覚えています。あれいつか誰かが落ちるんじゃないかと、無駄な心配をしていました。コツコツ鳴ってた大きな足音は、「NOW ON STAGE」でも言われていたえりたんのものでしょうか?(笑)

他何書こうかなー。

本当に楽しい楽しいと思っている間に終わってしまったんですよね。映像で改めてゆっくり観たいと思います。

おそらくこれが私がオサダさんを生で見る最後の機会だったんですよね。上でも言いましたが、やはり宝塚を知った時からいたトップさんなので、「私はファンだー!!!」という気持ちはありませんが、残念だと思う気持ちは大きいです。
宝塚千秋楽の時も、朝は7時半に家を出なければいけないのに、翌日のタカラヅカニュースをずっと見続けてしまいました。
これからも、もう舞台で観ることはできないけれど、ニュースを通じてオサダさんの姿を追っていきます。
本人にとって納得のいく退団になることを祈っています。
生きてます。
別に身体を壊していたわけではなく、なんとなく忙しかったのと、ただ気分が乗らなかったことが原因で、こんなに日にちが空いてしまいました・・・。

明日大学の宿泊研修があるので、それから帰って来たら、いろいろ日記書きたいと思います。

宝塚関連のことでいえば、この間花組観に行って来ました。感想あげます。
ついでに、日記には書いていませんが、金閣寺とか吸血鬼とか戦国の姫(記者会見など)とか、たかこさんの情報は母から随時入ってきています。

SMAPは特に何もありません。ビデオ撮りだめしてありますが、まだ見ていません。
言葉に出すと怖ろしいけれど、SMAP熱が冷めつつあるのは、どうしても否めないことであると同時に、やはり悲しいことだと思う。
ライブー・・・。

本は最近またいろいろ読んでいます。
今現在読んでいるものは、『フランチェスコの暗号』『カリオストロ伯爵夫人』『神々の山嶺』です。『チャイナ・ドリーム』というのも借りています。『銀河英雄伝説』が読みたい今日この頃です。(昔一度図書館で借りましたが、扉絵にショックを受けて一ページも読むことができなかったので、再挑戦したいです)

以上近状報告でした。
とりあえず、近々宝塚のことだけでも書きたいです。

小町さんさようなら

2007年10月9日
前回の日記で言っていた『通小町』の発表は今日無事に終えました。
資料集めをゆっくりしすぎたのか、原稿を作るのに思いのほか時間がかかり、ここ数日午前2時就寝、一昨日、昨日とは午前5時就寝、今日は午前7時起床など、強行スケジュールを繰り広げましたが、なんとか乗り切り、無事先生からのお褒めの言葉もいただき、発表は成功したものと思っております。

次に控えているゼミ発表は来年二月の芥川龍之介についての発表です。
私は卒業論文は彼について書こうとしているのですが、テーマをどうするのかはまだ悩んでいます。
私は最近哲学としてのキリスト教に興味を持っているので、芥川龍之介とキリスト教の関係を、例えば彼が実際に教会に行く前の作品と後の作品でのキリスト教(イエス、天使、悪魔等)の捉え方の違いを観て行くというのも面白いと思っているのですが、自分の首を自分で締めそうな気がする難題な研究だということを承知しているのも事実。
ま、テーマがどうなろうと、その前に芥川の全集を読破するところから始めなければなりません。
頑張ります。

昨日は例のSMAP&宝塚コラボの実現でしたね。
感想はスマスマ全体も書きたいので、また改めて上げます。

先に一言言っておくならば、とむくんが大きく映って非常に嬉しかったです。

あ、あと、あんまり関係ないけど、とうこさんハピバ!!!
ナオミの半分は能で出来ています。
優しさは半分以上ある気もするし、ない気もする。

ただいまゼミ課題と奮闘中です。
私に与えられたゼミ課題は、謡曲『通小町』を調べ、発表すること。
課題を与えられたのは先々週です。まず一週間前までに謡曲の専門書を数冊読み、能と関係あると知ってから能のビデオも二本観ましたが、一向に「謡曲」の姿が見えてきません。焦りとともに発狂しそうだったので、泣く泣くゼミの先生に助けを求めに行き、説明してもらってようやく理解できました。
謡曲とは、とにかく舞台で演じていない能すべてのことだったようです。文字化したものも、音楽だけのも。
そりゃビデオを探しに行っても「謡曲」というものがないわけですよ。ビデオ化できるんなら、音楽だけでないかぎり、それは「能」ですもんね。
で、今は百科事典やら専門書やら便覧やらを引っ張り出してぽちぽち資料を作っています。

今は小休憩中。というわけで、「能楽占い」してみました。

ナオミさんにおすすめの能は【蝉丸】です!

● 実ははあなたには、生き別れの弟がいます。え?聞いたことない?今度お母さんに聞いてみてください。ほら、弟に会いたくなってきたでしょう?さあ、そんなあなたには蝉丸がおすすめです。逆髪になりきってください!

● ナオミさんの開運口癖は、「びんよよよーん」です!

とのことです。これ以上弟欲しくないです。一生生き別れでいいです。弟なんて一人で手一杯です。
切実な思いをぶつけてみたけれど、そもそも「蝉丸」は私の課題ではないから全然知らない!
作品的知識は『通小町』にのみ偏っています。(それ以外知りません)

ちなみに、『通小町』は「かよいこまち」と読み、小町のことを想う四位の少将が「百夜通ったら会ってあげますよ」と言った小町の言葉通り彼女の元へ通い、百夜を果たせぬまま九十九夜目で死に、後年死んだ小町を死後の世界へ行かせずこちらの世界にまだ繋ぎ止めたまま呪っている、という事情を二人から聞いて知った僧が二人に百夜通いを再現することで懺悔させ成仏させる、という話です。

謡曲はさっぱりわからないけれど、課題が小町関連なのはやる気が出た。やっぱり知ってるものの方がいいじゃないですか。
しかもそれが世界三大美女の一人小野小町なんて。ネームバリューが高いです。
いくら小町がおばあさんでもいいのですよ。(ってか小町って美人なのに、だからこそ?おばあさん時代の話ばっかり作られてるよね)
だから私は勘違いヤローの少将が嫌いです。おまえが想ってるからってこっちもおまえのこと好きってかぎらないんだよ、バーカ!って小町は思わなかったでしょうか?
愛情は有難いものですが、一方的に押し付けられてこちらが苦痛に感じる愛情は、それはむしろ愛情ではありません。
小町可哀想と思いながら、日々『通小町』を調べています。

ちなみに本当にどうでもいいですが、嵐山にある百人一首の記念館の二階にいる小野小町の人形は、顔が花總まりさんにそっくりです。(写真左から二人目)

さて、続きを頑張ろう。

びんよよよーん。
『死神の精度』伊坂 幸太郎(文藝春秋) ’07 3/15

評価;A

ある一人の死神を主人公にした短篇集。
「死神の精度」「死神と藤田」「吹雪に死神」「恋愛で死神」「旅路を死神」「死神対老女」
音楽を愛する死神の前で繰り広げられる6つの人間模様が描かれています。
人間でない存在である死神という存在を真面目、それゆえ面白おかしく描きつつ、死神独特の人間に感情移入することのない冷静な目線で世界を眺める。
伊坂幸太郎ならでは(←友人談)の「うぉーすげー」な世界が広がっております。
私は読んだことはないのですが、他の伊坂作品の登場人物がこの本に出ているそうです。(落書きしていた彼)

一つ読むごとに心がほこほこしました。

さて、次の本は、『怪盗紳士ルパン』。宝塚関係で。(笑)

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